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ポルシェの塗装について

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ポルシェの塗装と言うとなにか特別なもののように考えられていると思いますが実際のところどうなんでしょう、主に930、964あたりを多く手がけた立場から感じたことをつらつらと書いてみます。お暇な方はどうぞお付き合いのほど。

 

まずはじめに錆びの問題、多くの方はポルシェの塗装は防錆力が高い、と思っているでしょう。確かにポルシェは930以降かなり錆びに対しては強いと思います。同年式の国産車などに比べるとその差は歴然。というか同年式の国産車ってものすごく少ないですからもう少し新し目のものとの比較になりますが。

ジャンクに入庫してくるポルシェでもそうですが15年以上も経ったような車で過去に板金等がしてある場合ブリスタや錆びなどが発生していることがよくあります。

では、使っている塗料が違うのでしょうか。

答えはNO。

そうです、ポルシェにお乗りの方はご存知の方も多いですが、その秘密は鋼板に施された防錆処理にあります。防錆処理のために施された亜鉛メッキが非常に厚いのです。

つまり補修塗装で同じような防錆力を持たせようとするならば、最終の塗装よりも下地処理が大事になってくる訳です。

で、この亜鉛メッキと言うやつ錆びには強いが塗装屋泣かせなのです。最近の下地材料は防錆鋼板(亜鉛メッキ)対応と謳っていますが実は亜鉛メッキに対してはあまり密着はよろしくない。

錆びやブリスタの発生した車の多くは板金の際に塗膜を削って鋼板面をだし、そこにパテがつけてあります。そしてそのパテと鋼板の間が密着不良を起こして錆びてくる、と言う図式な訳です。

なので、鋼板まで削ってしまった場合には最低でもサフェーサーを塗ってからパテをつけるようにするのですが、ポルシェの場合亜鉛メッキが厚いために普通に鋼板を削っただけでは亜鉛メッキの層がかなり残ってきます。そのため、防錆鋼板対応と謳われたサフェーサーでも役不足となり、ここで登場するのがエポキシプライマーです。ウォッシュプライマーと言うものもありますが塗料メーカーはエポキシプライマーを推奨しています。

つまり通常国産の車などは

板金→旧塗膜研磨剥がし→パテ→サフェーサー→上塗り

と言う工程になりますが当社でポルシェを扱う場合には

板金→旧塗膜研磨剥がし→エポキシプライマー→サフェーサー→パテ→サフェーサー→上塗り

と言う工程になります。つまりとても手間がかかるということです。

もちろん通常の工程でも作業は出来ますが不具合発生のリスクは高まります。当社の工程でやれば完璧かと言うとそうは言い切れませんが、現在考えられる最良の方法と考えています。

次に、これはポルシェの塗装に限った話ではないのですが、15年以上も経過したような車を修理すると、パテやサフェーサーの跡が出てくることが良くあります。

この点についてはいまだ解決の域には達していないのが現状です。まずパテやサフェーサーの跡が出る原理について。

塗装の一番表面のクリア層、本来ならば分子同士が架橋して緻密な構造をしているはずですが、これが主に紫外線によって架橋が破壊されスカスカな状態になってしまいます。そこを削ってパテを付けると、パテに含まれるスチレンが旧塗膜を溶かしたり、膨潤させたりします。その状態で平滑な面を出しても、時間と共に旧塗膜に浸透した溶剤が抜けて痩せを起こしパテ跡となるわけです。サフェーサーの場合はパテほどではないですが攻撃性のある溶剤が入っていますから、やはりしっかりと乾燥、硬化してから作業をする必要があります。

しっかりと硬化してしまえば、サフェーサーにはシール性がありますから、当社の場合は劣化塗膜へのパテ付けは基本的にサフェーサーを吹いてからパテ付けそしてパテからの刺激を少しでも緩和するようにしています。なおかつ鋼板の露出した部分は前述のようにエポキシプライマーが必要ですからとても工程が増えてしまうのです。

劣化が広範囲にわたって進んでいる場合には剥離という作業になります。

年式も新しく劣化がそんなに進んでいなければあえて剥離をする必要もなく、というよりはしないほうが良いのです。

あと90年代のドイツ車に多い、特にシルバー系の色で見られる色の層のクラック。表面のクリア層は平滑なのに色がひび割れを起こしているものが良くあります。これまたはっきりとした答えが出ていないのですがどうやら水性塗料を導入してからのものに良く起こるようです。軽いものだと表面をサンディングしてサフェーサー処理もう少し進んだものだと色の層まで削ってサフェーサー、さらに酷いものは剥離をします。ただしこの判断ははっきりって裏づけのあるものではありませんので、お客様の御要望や、御予算に合わせてリスクを説明しながら仕様を決めていきます。

下地の話が続いたので、次は上塗りの話です。

よく、塗装したら何年ぐらいもちますか?と聞かれます。その答えは”わかりません”

まずは同じ条件で塗装されたもの(たとえば新車)でも、その後の保管状況によって変わってくることは皆さん御存知でしょう。屋根、シャッターつきのガレージで、雨の日は乗らない車と潮風の当たる海辺の青空駐車、しかも日当たり良好ときたらどちらが長持ちするかは誰でもわかりますね。

ここまで極端な違いはないにしても条件による違いというのはとても大きいのです。先日入庫した964二十年経過した車でしたが、そのうち17年間はシャッター付きのガレージで走行も二万キロ台でした。事故歴もなくそれはとても良い状態を保っていました。

次は新車と塗膜が劣化してはがれかけた車に下地処理をせず同じ塗装をした場合です。

新車の塗膜というのはある意味完璧な下地が作られた状態ですから、塗料の性能が100%発揮されます。この場合には今のウレタンと良と言うのはほぼ新車で塗られる焼付け塗装に比べても遜色の無い塗膜性能を持っています。

では劣化塗膜に塗装した場合、下地のところでも書きましたが旧塗膜の状態に依存しますので劣化は早いです。極端な話完全な塗膜が形成されないといってもいいかもしれません。以前これはポルシェではなく国産の車でしたが塗膜が劣化しはがれ間で起こしていた車がありました。ジャンクとしてはこの状態に塗装してもすぐに不具合を起こすからと、強く下地処理を勧めましたが、お客様は軽く考えたのか私の説明不足か、結局そのままサンディングのみで塗装をしました。3ヵ月後にちょっとした用事でお客様がみえたのですが納車時にはまあまあ綺麗に仕上がっていたものが、かなり塗装が痩せをおこして艶の無い状態でした。お客様はあまり気づいていないのか特にその話にはなりませんでしたが、せっかくお金をかけて綺麗にしたのになんだか申し訳ない気持ちになってしまいました。

それ以降、あまりに状態の悪いもので下地処理は無しで安く塗装してと言う御用命はお断りすることもあるようになりました。

さて、今度は本当に塗装の表面の話。

たまに雑誌などでポルシェの肌、なんて言葉を聞いたりしますが実際のところはどうでしょう。

ナローや930あたりでオリジナルの塗装を残しているものがすくないので正確なところはわかりませんが、当時は塗装の表面がゆず肌といわれる凸凹が残ったもののようです。

 

続きは編集中です、もうしばらくお待ちください。

 

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