ポルシェ930(その1)

今回は錆の多い930の作業を紹介します。
まずはサビの多い車の現状と鈑金作業です。

着手前の状況

今回のポルシェ930は特に錆が多く、あちこちに錆による腐食が進行して穴が空いている状態でした。
カウルトップなど袋状になっている部分は中まで錆びているところが多いです。
錆は完全に取りきれません、でもこの先まだまだ乗るためにも、ご予算によりますが可能な限り錆対策をしながら下地作業を進めていきたいと思います。

わかりにくいかもしれませんが、下の写真のように塗膜の下も錆びていました。

さて、各部分ごとに下地作業を見ていきたいと思います。

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下地作業

パネルが手に入るところは新しいパネルに交換していきます。
入手出来ないパネルについては鉄板から作っています。
ポルシェの下地作業で大事なのは錆対策です。

鉄板が剥き出しになった状態はその時点からサビが始まりますので、気をつけて作業していきます。

ピラー部分

フロントガラスの下側、ピラーの下部分が錆びているポルシェは多く見受けられます。
今回、穴の空いている部分は鉄板で作っていきます。
作業前にEPプライマーで処理をしています(薄い緑はプライマーです)

フロントフェンダー

フロントパネル

穴が空いているのがわかります。

新品のパネルに交換するために大きくカットします。

フロア部分

リヤシート部分

リヤシート部分も錆により大きな穴が空いています。